只見ユネスコエコパークについて
1.登録日
2014年6月12日
「第26回MAB(人間と生物圏)計画国際調整理事会で登録が決定されました。」
 
●第26回ユネスコMAB計画国際調整理事会最終報告書
●登録証


2.名称
   
正式名称 Tadami Biosphere Reserve
国内名称 只見生物圏保存地域
国内呼称 只見ユネスコエコパーク


3.申請書
●只見生物圏保存地域申請書(和文).pdf
●Tadamibr-nomination-form.pdf



只見ユネスコエコパークの目的と目標
1. 只見町は、只見BRを只見町が進める「第六次只見町振興計画」および「自然首都・只見」宣言を具体化し、地域の振興、活性化を図る枠組みとして戦略的に活用する。
2. 只見町は、只見BR候補地内の豊かな、そして貴重な自然環境、生物多様性を保護・保全し、次世代へと引き継ぐと共に、そこに育まれた資源を持続可能な形で利活用を図り、地域の社会経済的発展に結びつけることを目指す。
5. 只見町は、只見BRの登録をブナと雪に代表される只見町特有の厳しい自然環境と資源、それを拠り所とする固有の伝統的生活・文化が高く評価されたと捉え、それらを誇りとし、継承・発展させると共に、進行する過疎・高齢化の中でも、堅固な地域社会を維持することを決意する。
6. 只見町は、ユネスコエコパークの理念を実現のため、①:自然環境、生物多様性の保護・保全、②:地域の環境、資源を活かした持続可能な社会経済的発展、③:①②を実現するための調査・研究および人材育成に関連する事業を推進する。
7. 只見町は、ユネスコエコパーク構想を通じて、過疎・高齢化に苦しむ日本全国の山間地域の地域振興・活性化の一つのモデルを提案したい。
8. 只見町は、ユネスコエコパーク構想を通じて、平成23年新潟・福島豪雨災害からの奥会津地域の復興、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故からの福島の復興に貢献する。


   
管理運営計画書(2019年3月改訂版)
行動計画書(2015年版)




只見ユネスコエコパークの土地管理(ゾーニング)区分
   
1. 只見ユネスコエコパークは、只見町全域および檜枝岐村の一部(袖沢右岸域)を含む総面積78,032haで、核心地域(3,557ha)、緩衝地域A(8,380ha)、緩衝地域B(42,953ha)、移行地域(2,3142ha)により構成される。
2. 只見ユネスコエコパークでは、緩衝地域を核心地域に準ずるAと一般的な緩衝地域Bに区分する特徴を持つ。これは核心地域の厳正保護を補完するものである。

土地管理
区分
(面積)
対象地域 土地利用の規制 規制の根拠となる
既存法制度
核心地域
(3,557ha)
森林生態系保護地域の「保存地区」(重複する越後三山只見国定公園の「特別保護地域」と「特別地域」の一部を含む) 原則立ち入り禁止 国有林野の管理経営に関する法律(保護林)
自然公園法(国定公園)
緩衝地域
(A)

(8,380ha)
越後三山只見国定公園の「特別保護地区」(重複する森林s値いたいけ保護地域の「保全利用地区」の一部を含む) 原則として、調査研究・モニタリングのみが可能 国有林野の管理経営に関する法律(保護林)
自然公園法(国定公園)
緩衝地域
(B)

(42,953ha)
核心地域、緩衝地域(A)以外の国有林
核心地域に隣接する「町有林」「財産区有林」
生態系の価値を損ねない形での活動を奨励
調査研究・モニタリングが可能
地元住民による伝統的な山菜・きのこ類の採取慣行は可能

国有林野の管理経営に関する法律(保護林、緑の回廊)
自然公園法(国定公園、都道府県立公園)
移行地域
(23,142ha)
核心地域、緩衝地域以外の山林原野、農耕地、移住地 自然環境保全に対しては、努力目標であって、法的拘束力はない 福島県立自然公園条例
只見町の野生動物を保護する条例
うつくしい只見町の風景を守り育てる条例 など






只見地域がユネスコエコパークを推進する背景
ユネスコエコパーク申請主体である只見町は、過疎・高齢化が進み、今後の地域社会の存続の危機に直面しています。
2000年代、いわゆる平成市町村合併が全国的に推し進められましたが、只見町は合併を選択せず、自立した地域をつくる方針を選択しました。
その覚悟を実現すべく、2006(平成18)年、都市部を追従するような地域振興とは決別し、只見地域独自の自然環境、生活・文化、歴史、産業を活かし、自立した地域づくりを行うとした「第六次只見町振興計画」を策定しました。また、2007(平成19)年には、地域の豊かで貴重な自然環境・生物多様性の保護・保全を図り、次世代に確実に引き継いでいく責務を「自然首都・只見」として宣言しました。

そして、こうした取り組みをより具体化する枠組みとして、ユネスコのMAB(人間と生物圏)計画の生物圏保存地域(国内呼称 ユネスコエコパーク)を選択、登録をめざしました。2014年(平成26)年6月には登録を実現し、現在、その活動を推進しています。

年表:只見町の主なできごとpdf




只見ユネスコエコパーク ロゴマークについて
1.デザインについて
このロゴマークは只見ユネスコエコパークの理念と住民の決意、協働のシンボルであり、只見地域を代表する自然環境や動植物が描かれています。

・雪食地形(只見を代表する自然景観)
・イヌワシ(生態系の頂点に立つ国天然記念物の猛禽類)
・ニッコウイワナ(絶滅の危機にある只見を代表する渓流魚)
・ブナ林(只見地域を代表する森林)
・ツキノワグマ(森林生態系の頂点に立つ大型哺乳動物)
・ヒメサユリ(只見地域に日本最大の自生地がある希少植物)

私たちは、只見ユネスコエコパークの豊かな生態系と生物多様性を保護・保全し、その資源・環境を持続可能な形で利活用する中で地域社会の発展を目指します。

2.ロゴマークの使用について
ロゴマークの使用については、申請が必要になります。
申請を希望される方は、下記運用規程をよくお読みの上、只見ユネスコエコパーク推進協議会事務局まで申請してください。

只見ユネスコエコパークロゴマーク運用規程pdf

【申請書送付先及びお問合せ先】
只見ユネスコエコパーク推進協議会事務局
(只見町役場地域創生課ユネスコエコパーク推進係内)
〒968-0421
福島県南会津郡只見町大字只見字町下2591番地の30
TEL:0241-82-5220、FAX:0241-82-2117




只見ユネスコエコパーク関係組織
1.只見ユネスコエコパーク推進協議会
只見ユネスコエコパーク推進協議会は、只見ユネスコエコパークを推進するために関係する機関、団体(以下、構成員)により構成された自主的組織です。推進協議会は、ユネスコMAB計画の生物圏保存地域の目的である自然環境と人間社会の共生の実現を目的として、構成員間で下記の事業に関する連絡・調整、課題解決のための議論を行います。

1) 只見ユネスコエコパーク域内の自然環境、生物多様性の保護・保全に関すること。
2) 只見ユネスコエコパーク域内の自然環境や資源を持続可能な形で利活用した地域の社会経済的な発展に関すること。
3) 自然環境、生物多様性の保護・保全と地域資源を持続可能な形で利活用した地域社会経済の発展のための学術調査研究、人材育成に関すること。
4) 只見ユネスコエコパークの情報発信に関すること。
5) その他協議会の目的達成のために必要な事項に関すること。

只見ユネスコエコパーク推進協議会会則.pdf


【只見ユネスコエコパーク推進協議会構成員】
行政機関  只見町 ※1
只見町教育委員会
檜枝岐村
関東森林管理局 会津森林管理署 南会津支署
東北地方環境事務所 裏磐梯自然保護官事務所
福島県南会津地方振興局 ※2
福島県南会津農林事務所
福島県南会津建設事務所
住民団体 只見地区区長連絡協議会 ※2
朝日地区区長連絡会
明和地区区長連絡協議会
只見地区婦人会
朝日地区婦人会
明和地区婦人会
産業団体 只見町商工会
会津よつば農業協同組合 只見支店
只見町森林組合
一般社団法人 只見町観光まちづくり協会
伊北地区非出資漁業協同組合
南会津西部非出資漁業協同組合
株式会社東邦銀行 只見支店
電源開発株式会社 東日本支店
自然保護団体 公益財団法人 日本自然保護協会
専門機関 日本MAB計画支援委員会

※1会長、※2副会長

2.只見ユネスコエコパーク支援委員会
    推進協議会は、只見ユネスコエコパークの管理・運営に関し、助言や提言を受ける学識経験者などの委員から構成される只見ユネスコエコパーク支援委員会(以下、「支援委員会」)を設けています。
支援委員会は、検討すべき課題に関し、複数の部会を設けることができます。


【只見ユネスコエコパーク支援委員会構成員】
専門 所属・役職 氏名(敬称略)
森林管理学 新潟大学佐渡自然共生科学センター・
センター長、教授
崎尾 均
樹木生態学 横浜国立大学大学院環境情報研究院
自然環境と情報部門、環境生態学分野・教授
酒井 暁子
環境保全学 日本自然保護協会自然保護部
エコシステムマネジメント室・室長
朱宮 丈晴
食文化 福島の食文化研究家・管理栄養士 平出 美穂子
有機農業 特定非営利活動法人福島県有機農業ネットワーク・事務局長、
日本有機農業学会・理事
長谷川 浩
農業経済 新潟大学農学部・助教 伊藤 亮司
美術 福島県立博物館学芸課・専門学芸員 小林 めぐみ
農業工学 元新潟大学農学部教授 有田 博之
森林保護 山形県森林研究研修センター・研究主幹 齊藤 正一
応用昆虫学 福島県農業総合センター浜地域研究所・専門研究員 三田村 敏正
魚類 公益財団法人ふくしま海洋科学館 春本 宜範
爬虫両生類 慶應義塾大学法学部生物学教室・助教 吉川 夏彦
生態遺伝 国立研究開発法人森林研究整備機構
樹木分子遺伝研究領域、生態遺伝研究室・主任研究員
菊池 賢
自然保護、猛禽類 公益財団法人日本自然保護協会参与、日本イヌワシ研究会・副会長、奥利根自然センター・代表 横山 隆一
渓畔林、生態遺伝 東洋大学文化部英米文学科
国際哲学研究センター・准教授
金子 有子
動物生態学 早稲田大学・名誉教授 三浦 慎悟
森林管理 前只見ユネスコエコパーク推進専門監 鈴木 和次郎





 
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